長袖の代償はアトピー改善の決意

好きな女性にアプローチをしたく話をしようとしても

相手からは皮膚を見られた時に移りそうな病気と間違えられ、警戒もされそうになり、

好きな人が出来ても自分から声をかける勇気が出なくなった。

こんにちは!自力でアトピーを改善してしまった「かる」です!

 

社会人になり数年経った頃、金銭的にも少し余裕が出て来て

素敵な女性を見つけたいと思い、思い切ってアプリで気の合いそうな人を探し

実際に会う事になりました。

その当時の私は皮膚をケアをする事などを考えておらず

症状が酷くなったら薬を塗るだけにして常に炎症を繰り返してました。

 

気付くと痒くて腕の内側の関節部分を掻きむしってしまいボロボロになり、暑くても

長袖でいつも隠して誤魔化してました。

これがいけなかった事が後で判明する事になり

思いもよらない出来事が起きてしまった。

 

出会った彼女は、最近彼氏さんと別れてしまったとの事でそれ以降の詳しい理由は教えては貰えなく、数回、昼間に会い、何故か昼食後にいつも急用が出来て帰宅をする人だった。

 

デートは食事だけでそれ以上は何も発展はせず

私は彼女が負った傷は深いのだろうといつも思っていた。

 

夏に花火を一緒に見に行く事になり彼女は浴衣で現れ

私は、夜と言う事もあり涼しかったので

長袖を腕まくり状態にし、一緒に歩いていた。

 

花火を見終わっての帰り道

彼女が別れた理由は彼氏が浮気をしてしまい
性病持ちだった事を突如打ち明けられた。

 

・・・そして話しの果てに・・・

 

「アンタみたいに肌がボロボロの様な感じでね!?私に移さないでよね!?」

そんな言葉が出て来た。

私はアトピーがコンプレックスで隠していた腕を夜風に当てたく

腕まくりをしてしまい

その時に皮膚がボロボロに剥がれていた部分を見られていたのだった。

 

「暑くても長袖をしてるから最初っから変だなー?って思ってたけど?」

それに、食事だけで毎回ホイホイ来るからコンプレックスとかもありそうだし、いつも奢って貰ってたから、そろそろバレそうで、潮時かな?って思ってた笑」

と、言われ

病名は違っても自分の肌がボロボロの状態なのは間違いはなく、ケアの仕方も解らない

そして症状が辛くなったら薬を塗るだけの日々

その時、私は何も言い返せなかった。

 

そこで初めて解った。

 

常に私の様子を見られていたから、食事だけで逃げるように帰っていたのだ・・と・・。

 

そして、私は都合が良かっただけの人間になってしまっていた事に気づいた。

 

込み上げて来る怒りと悲しみの感情がごちゃ混ぜになり、

この病気が憎い・・・好きで身体がこうなったワケじゃない。

痒いし、毎日必死で耐えてるのに…

どうしてこんな事が起きるんだ!?

 

そう思えた瞬間だった。

 

誰かに移る病気では無くても、こんな事を相手に言った所で

アトピーを知らない人には、聞く耳も持たれないと思い

必死にその気持ちを抑えながら

 

『ん~?そっか!帰ろうか笑!?』

 

と、言うのが精一杯だった。

 

彼女と別れ、1人帰路についた時

 

私の目から涙がポタポタ流れてきた。

腕で拭うと、その涙さえも、掻きむしって荒れてしまった腕にしみてくる 

散々な気持ちになりながら

《もう、いいや・・・。》

 

《お前なんか嫌いだ!!》

 

と、思いながら私は数ヶ月の記録と共に連絡先を消した。

 

その日以来、女性に対し自分から声をかける事が怖くなった。

 

「また、同じ事を言われる・・・コンプレックスをつけこまれて利用される・・・。」

 

私の頭の中でその言葉がよぎる。

 

自分の皮膚が正常なら

暑い中でも長袖で隠さなくても良かった。

何よりも最初から相手に警戒されないで済んだ事

そんな中、他の病気と勘違いされてしまったアトピー

どうにかして改善して勘違いされない様にしたいと強く願い、意識する様になった。

 

そして、いつかもっと良い素敵な彼女を作るためにも

どうすればアトピーの炎症を抑えて再発もしない様に改善が出来るのかを考え始めたきっかけとなった。